おうちde妊活!不妊症を漢方と食事で優しく改善。

子宝専門とする漢方薬剤師によるブログ。1000人以上のカウンセリング経験をもとに、忙しい女性でも自宅でできること、漢方でできること等書きます。2016年1月開始

妊活ってなにしたらよいの?月経のしくみ

 

★妊活始めようと思っているけど、何から始めるかわからない

★今後妊娠を考えていて妊活は気になっているけど家でできることないかな?

という方に。まずは、基本の月経のお話です。

 

『妊活をはじめて、月経のことを気にするようになった!』という方も多いですが、妊活を始める前に、ぜひ月経の仕組みをしり、基礎体温をつけて、カラダのチェックをしていただきたい!

という思いから、

★月経のしくみ

基礎体温とは

 

という二本立てで記事をかこうと思います。

 

 <月経の仕組み>

 月経は、月経期~卵胞期~排卵期~黄体期が1サイクルで1周期。

月経が始まった日を1日目と考え、次の月経までが1周期です。1周期の理想は28日といわれています。多少前後していても問題ありません。周期が一定していることが重要です。

月経期間(月経開始日から、完全に月経が終わる日までに日数)は、一般的に3~7日が目安です。1日目は経血の量がやや少なく、2~3日目は多く、その後少しずつ少なくなるのが正常です。では、この月経について詳しくみていきましょう。

 

★月経期:子宮をお掃除する時。(通常3~7日間)

不要となった子宮内膜を体外へ排出する期間。月経血が完全に排泄されずに体内に残ると、瘀血の原因になります。また、血液により膣内が酸性でなくなるため、細菌やウイルスの子宮頚管内への侵入が容易になります、体を清潔にし、ストレスや過労を避け、養生を心がけましょう。

 

★卵胞期:卵胞が育つ期間。

卵胞の成熟に伴い、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が増加し、エストロゲンの作用により、子宮内膜が徐々に厚くなっていきます。また、卵胞が育ち、排卵期に近づくと、普段は細菌など異物が外から入らない様にブロックしている頚管粘液の状態が変わり、精子が通りやすい状態になります。(トロッとした糸を引くようなオリモノになります。)

 

排卵期。

卵胞が20ミリ程度になると、エストロゲンの濃度が上昇しLHサージ(LHが一過性に放出され急激に増える現象)が引き起こされます。LHサージ開始後24~36時間で排卵します。排卵検査薬は尿中に出るLHの濃度を測ることで排卵を予想しています。

 

黄体期:精卵の着床準備期間。(通常12~14日)

排卵後の卵胞は抜け殻になり黄体に変化。おもに黄体ホルモン(プロゲステロン) の働きで子宮内膜が厚くなり受精卵の着床・発育に適した状態にします。受精卵が着床しなかった場合、プロゲステロンエストロゲンの濃度が下がり、厚くなった子宮内膜が剥がれ、出血します。

これが、まず知っていただきたい、月経の仕組みです。

 次は、基礎体温についてかきます。

 

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★妊活以外の、おうちでできる漢方の健康法はこちら別ブログに連載していますので、併せてご参考ください。

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