おうちde妊活!不妊症を漢方と食事で優しく改善。

子宝専門とする漢方薬剤師によるブログ。1000人以上のカウンセリング経験をもとに、忙しい女性でも自宅でできること、漢方でできること等書きます。2016年1月開始

妊娠力さげる睡眠していませんか?

こんにちは。漢方薬剤師の柳沢侑子です。

 妊娠力をあげたい!という方皆さまにお伝えしていることがあります。 

それは、『早く寝る』ことです。

  え???

 それだけ???

 そう、それだけなんです。基本的なことなのですが、すっごく大事なことなのです。睡眠時間ではなく、早く寝ることがなぜ大切か見ていきたいと思います。

 

<理想は22時~2時まで寝ていること>

「睡眠は卵子精子にとっても重要です」とお話をしますと、「寝る時間は遅いですが、7時間は寝ているので大丈夫だと思います!」などという方がいらっしゃいます。しかし、ここで重要なことは、カラダが疲労回復のために重要な時間である22時~2時の間にいかに寝ているかということなのです。この時間帯はよくお肌のゴールデンタイムといわれますが、実は成長ホルモンの分泌が一番深まるときで、体のメンテナンスなどをしてくれる時間です。

 

<この時間帯の睡眠が意味すること>

中医学では、どの時間に休むとどの臓器が元気になるかという考えがあります。この中で『子の刻』と言われる午後11時~午前1時は気血陰陽の転換期とされ、身体を休めて睡眠をとることは健康を保つ上で非常に大きな意味があります。

中国のことわざに「寧舎一頓飯,不舎子時眠」(子の刻の睡眠を放棄するくらいなら一度の食事を放棄したほうがずっと良い)があるくらいで大切な睡眠の時間帯です。

また、ストレスや体内の解毒や修復にに関係してる『肝(かん)』にいい時間帯は午前1時~午前3時とされています。これらのことから、やはり午後10時~午前3時はできるだけ寝ることが大切といえます。

 

<早く寝る、無駄なエネルギーはつかわない>

 漢方では、生殖機能や妊娠力に関係する臓器を“腎”といいます。この腎に力をつけることが、妊娠力をあげるうえで重要なのです。腎の力は年齢に比例するので、年齢があがると必然的に衰えてしまいます。衰えるカーブをできるだけ緩やかにしないといけません。腎の力をあげるためにも、日常生活でできること。それが、早く寝る、無駄なエネルギーは使わない、ということなのです。

  漢方も大切ですが、まずは、せめて11時、遅くても12時までに寝るようにしましょう。

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★妊活以外の、おうちでできる漢方の健康法はこちら別ブログに連載していますので、併せてご参考ください。

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