生理の前に高温期が下がってしまう理由は?
こんにちは、漢方薬剤師の柳沢侑子です。
今日は、生理の前に高温期が下がってしまうということを解説していきたいと思います。
店頭では『高温期の維持に効く漢方ありますか?』と聞かれることが多いのですが、中医学はカラダ全体を見ていくため、人によりおすすめする漢方は違ってきますので、
皆様に、これです!となかなか言えません。
一般的には、ホルモンのバランスを良くするものをよく使いますが、もうひとつ私が良くおすすめする種類の漢方があるのです。
生理の前に、高温期が下がってしまう理由~胃腸も関係している?~
西洋医学的には、黄体ホルモンが弱いと高温期を維持できずに体温が下がってきてしまいます。もちろん、漢方薬でも、補腎薬といい卵胞を育て、ホルモンのバランスを良くする漢方を使用していきます。
この考えはもちろんなのですが、胃腸の状態がよくない場合も高温期を維持できないと考えるのです。
胃腸のパワーがないと、赤ちゃんも維持できないと考えるのが中医学の考えなので胃腸の漢方を高温期に併用していくことがあります。(具体的には、帰脾湯、健胃顆粒、健脾散など。)ちなみに、内臓下垂もカラダに持ち上げる力がなくて下がってきてしまった状態と考えます。
胃腸のお薬とお話しをすると、『胃腸は大丈夫です』とおっしゃる方が非常に多いのですが、カウンセリングをして舌を拝見すると、胃腸弱っているなぁということはありますし、胃腸の状態を良くして妊娠!は実はよくあることなのです。
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★妊活以外の、おうちでできる漢方の健康法はこちら別ブログに連載していますので、併せてご参考ください。